【神鶏のいる日本最古の神宮】天理市 石上神社に行ってきました【府外編】

~古事記に登場する日本最古の神宮でパワーチャージ~

前回は天理市の銀杏並木へ行きました。

今回は、その銀杏並木から約1kmのところにある『石上神宮(いそのかみじんぐう)』に行ってみました。

付近の立て看板(クリックで拡大)

駐車場

コチラが参拝者用駐車場。この日は第2・3駐車場が解放されていました。砂利道なので雨の日は足元が悪そうですが、無料で停められる大きな駐車場です。

日本最古の神宮 石上神宮へ

駐車場から約3分歩き、大鳥居までやってきました。大神神社ほどではありませんが、立派な鳥居が立っています。

ここ石上神宮は、日本最古の神宮なんだそう。と言うのも、日本最古の歴史書「古事記」に登場するのは、伊勢神宮と石上神宮だけ。さらに、伊勢神宮は第十一代垂仁天皇の時代にご鎮座され、石上神宮のはじまりは第十代崇神天皇7年のこととされているため、伊勢神宮より古いことになります。

山の辺の道

また、石上神宮を中間地点として、奈良から三輪・桜井まで 北南にのびる約35kmの道を「山の辺の道」といい、自然地形にそってできた自然古道だそうです。そのうち石上神宮より三輪・桜井方面への約14kmの道は、「古事記」「日本書紀」や「万葉集」にたびたび登場しています。

現在も 健康長寿・除災招福・百事成就の守護神として信仰され、パワースポットとしても知られているそうです。

境内には紅葉も

鳥居をすぎると紅葉も見られました。 今回行った12/8時点では、 少し見頃が過ぎ落葉していますが、見ごろになると境内ではきれいな紅葉が見られるようです。
4枚目画像の「鏡池」周辺にも紅葉が見られます。「鏡池」には、奈良県の天然記念物に指定されているワタカという魚が生息しています。

手水所

手水所はコロナウイルス感染予防のため、柄杓なしの形になっていますが、岩の苔がきれいです。

神鶏

手水所の前には、石上神宮名物の神鶏(ニワトリ)がいました。

何だか、思ったより大きい…!トサカ、尾羽がすごく立派です。可愛いというよりかっこいい。
放し飼いにされていて、うっそうとした境内を自由に動き回っています。

公式ホームページによると、現在約30羽が参道をはじめ境内の各所にいるそう。
東天紅(とうてんこう・高知県産・天然記念物)、烏骨鶏(うこっけい・天然記念物)、採卵用種のレグホン・ミノルカなどがいるそうです。

エゴマの女性

ニワトリたちを眺めていると、一眼レフを持った女性に「エサあげてみますか?」を声をかけられました。明らかに石上神宮の方ではないし、怪しい…。ホームセンターに売っているようなエゴマの大袋を差し出してきました。「買わされるのか?!ていうか、この人誰…?」と思いながらも、望んでいないご厚意の圧の負け 手を差し出してしまいました。

掌にエゴマをちょいちょいと乗せられ、逃げられなくなりました。ニワトリにそれを差し出すと、すごい勢いでついばみます私の掌の肉まで食うのかと思いました。怪我はしませんでしが容赦なくつついてくるため、ちょっと怖かったです。びっくりして掌に乗せていたエゴマは飛び散って地面に落ち、謎のエサやり体験終了。
よく分かりませんが、エゴマをくれた女性にお礼を言ってその場から離れました。

そして、ふと張り紙を見ると「エサをやらないで」の文字。そう、私は共犯者になってしまいまったのです。
もしかすると、許可をもらっている方だったのかも知れませんが。

重要文化財 の楼門(ろうもん)

廻廊 と お火焚祭(おひたきさい)を行う神主

鶏舎を後にし、楼門へ。
鮮やかな朱色の廻廊も見られます。

重要文化財 石上神宮 楼門

鎌倉時代末期、第96代後醍醐天皇の文保2年に建立されたとし、重要文化財に指定されている楼門です。

授与所・祈祷受付所

授与所・祈祷受付所

楼門をくぐり、左手に 授与所・祈祷受付所 がありました。今回は買いませんでしたが、御神鶏みくじ、御神鶏絵馬、御神剣守りなどがあるそうです。

拝殿

国宝 石上神宮 拝殿

コチラは国宝となっている拝殿。
この日は丁度「お火焚祭(おひたきさい)」と言う 1年分の願串約2万本を焚き上げ、願いの成就・除災招福・健康長寿・家内安全が祈願される祭典が行われていました。
そのため、奥までは行きませんでしたが、この拝殿の奥に本堂、そして神宮の御神体が鎮まる最も神聖な霊域として畏敬される「禁足地」があります。

大イチョウ

コチラも見どころの「大イチョウ」
高さ約30m、幹周り3.26m、樹令は約300年にもなるそう。黄葉のシーズンには天理市内の各所から見ることができ、なんと2km以上離れた天理駅のJRのプラットホーム(2階)からも見えるといいます。しかし、今回行った12/8時点では、残念ながらコチラもすっかり落葉していました。

大イチョウも他にも、石上神宮には巨大な御神木があり、そばに行くとその力強さにパワーをもらうことができました。

まとめ

今回は天理市の『石上神宮(いそのかみじんぐう)』に行きました。奈良の観光スポットとしてはメジャーではないため あまり期待していませんでしたが、伊勢神宮と似ていて神聖で清らかな空気に包まれており、パワーを感じる素敵な場所でした。

石上神宮 基本情報

アクセス

・JR/近鉄天理駅より 徒歩約30分
・JR/近鉄天理駅よりタクシー(10分以内で)約1300円
・JR/近鉄天理駅よりバス(天理市コミュニティバス「いちょう号」(東部線)下山田系統
「石上神宮前」バス停下車)徒歩10分 
・車 無料駐車場あり

参拝時間

拝殿での参拝は季節により楼門の開・閉門があり、およそ午前5時30分より午後5時30分までの間は、拝殿正面でお参りができます。(開・閉門の時刻は季節により変ります。)(公式ホームページより

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