~関西風でお手ごろ価格!~
今回はナニワシヤウシヤ出張編。奈良県は天理市にやってきました。
天理教の教会や信者の詰所(信者の大きな集合住宅をそう呼ぶらしい)がたくさん並ぶ天理市三島町に、行列のできるうなぎ屋があるということで、そちらに行ってみました。
みしまや
コチラが今回訪れたうなぎ屋『みしまや』です。
味の無い新しい建物なので 出来たばかりの店に見えますが、かなり老舗なんだそう。何年か前にリフォームできれいに立て替えたとの事です。
駐車場あり
テレビや雑誌でも紹介される行列のできる人気店で、以前私が通りかかった時も待っている人がたくさんいました。
店の両サイドにある駐車場がいっぱいのときは、前に通る国道169号線まで車の列ができることもあるそうな。幸い、私が訪れた日は駐車場に空きがありました。
ちなみに、お店向かって左側(北側)の駐車場は狭くて5台しか停められず 地面も舗装されていません。停めるなら、28台停められる右側(南側)がおすすめです。
車で待機
車を停めて店内に入ると、名前と電話番号を書くノートがありました。順番が近づくと電話してくれるようです。
車でない場合は、店の外にも待合席があります。
記帳していると、店員さんが「45分程です」と大体の待ち時間を教えてくれたのが有難かったです。
向かいにあるセブンイレブンで飲み物を買って車で休憩。30分程で「店内でお待ちください」と電話がかかってきました。
店内へ
入ってすぐ、レジ前に待合席があり3組ほど待てるようになっています。飾られている著名人のサインを眺めながら15分程待ちました。店員さんの案内通り45分待ちでした。
店内も 明るく清潔感のある内装。広々としたフロアに 4人掛けテーブルが8卓、2人掛けテーブルが3卓あります。
また、カウンターも3席あるのでおひとり様も食事しやすい空間です。
メニュー
コチラがメニュー。
一番高い 特上丼で2,700円(税込)と、うなぎ屋にしてはかなりリーズナブルな価格。お持ち帰りも人気なようで、引き取りに来ている人がたくさんいました。
店内の待合室で事前に注文を取っていたので、席に着くと直ぐに出てきました。では、いただいたものをご紹介します。
鰻丼 〈 上丼 〉
今回は 上丼をいただくことにしました。
リーズナブルな価格なので、正直なところ「どうせ、小さいうなぎが乗っているんだろうな」と思っていました。ところが、ちゃんと写真どおりの大きさのうなぎが乗ってます。これは嬉しい。
気になるうなぎのお味は、身はふわふわ・皮はパリッと良い食感。高級店に比べると やはり身が薄く 脂もそこまで乗っていませんが、焼き加減が絶妙です。
また、タレの量も控えめで 甘ったるく無いため、うなぎの味を邪魔せず引き立てています。
そして、うなぎの下にはタレを混ぜ込んだご飯が。味が濃そうに見えますが、コチラも見た目ほど味が濃くなく丁度良いです。また、味のムラが無いため食べやすい。
ただし、お米自体は 古米のような水分の枯れた残念な味。タレを混ぜ込むためわざと固めにしているのでしょうか…。
卓上に置かれている粉山椒をかけていただきました。うなぎの香ばしさと粉山椒の爽やかさが食欲を掻き立てます。
肝吸いも 味はかなり薄味で後味さっぱりです。
全体的に味付けが丁度良く、甘ったるいタレが嫌いな私にとっては食べやすい うな丼でした。
安いだけあり、うなぎの質・お米の質は決して良いとは言えません。しかし、調理の仕方は値段以上のレベルでした。
きも焼
コチラのきも焼は串に打っていないタイプ。そして、ふわっと柔らかい食感です。量はたくさん入っていて満足でしたが、コリコリ感が無いのは少し残念でした。さらに焼き加減もイマイチ。もう少し火を通したほうが美味しいのでは…。
また、鰻丼とは違い味が濃いのでお酒のアテに食べるようなメニューです。
芳醇焼
コチラは珍しい一品。注文する時にどんなものか尋ねると、うなぎの西京焼との事。「うなぎを西京焼にするとどんな味になるのだろう」と気になって注文したものの、食べてみると味が濃すぎてうなぎの味がほとんどしません。きっと、他の魚でも同じような味になるでしょう。わざわざうなぎ屋さんで食べるものでもないように感じました。
まとめ
パリふわの関西風の鰻丼を リーズナブルな価格で楽しむことができる『みしまや』。“庶民が定期的に行きたくなる” そんな うなぎ屋でした。待ち時間はすこし長いですが、お財布に優しいため 構えずに入ることができます。奈良に行く際はぜひ立ち寄ってみて下さい。
『みしまや』の基本情報
アクセス:近鉄天理線 天理駅、JR桜井線天理駅から徒歩10分
営業時間:11:00~18:00
定休日:木曜
支払い:クレジットカード可・各種QR決済可(PayPay・メルペイ・auPayなど)